江森君へ送辞
江森君。卒業おめでとう!そして望まれた道を進み、未来を切り拓いてください!
この記事は、偶然インターンで出会い、1年半、ちょっぴりデザインものづくり活動を共にした
日大の江森君に向けた卒業の送辞です。
私が8年前。協同工芸社に転職し、入社日に出会った江森君の先輩以来
「本当、ものづくり好きだな。やるな。」と思える方だったので
送辞を書きたいと思った。
偶然の出会い
看板の端材を使って、フリーにデザインものづくりしようぜ!って
我ながら面白いと思ったインターン。
なのに!全然集まらなくて、木下先生に相談したところ、来てくれたのが江森君でした。
インターン後、アクリル彫刻で礼状を送ってくれた。
ものづくりの会社に対し、ものづくりで礼状を送るなんて「嬉しかった」
▲アクリル彫刻礼状(もちろん飾ってるぜ)
メッセージを唯一受け取ってくれた
インターンの際、「このインターンに関係なく、作りたいモノあったら、作ってあげるから、声かけて」
と30人くらいデザ科の学生に声掛けしたが、
応えてくれた唯一の学生が江森君でした。
タイパだの。
これって仕事なんですか(単位もらえるんですか)だの。
つまらない戯言を聞くことが多い昨今。
「やっと出会えた」と思った。
そんな嬉しい気持ちのお礼として
江森君のポートフォリオの価値を上げられたく
実現した。シモキタ工作室で採用された
「肉の焼き加減キーホルダー」
▲ガチャガチャに採用
売れたかどうか。も大事だが
実現したかどうか。が今の時期は大事だと思う。
ROCK
インターンと肉アクキーのプロジェクトが終わったあと。
ROCKな話を報告してくれた。
僕は布袋寅泰を宗教的に好きで。
偶然?江森君もバンビーナが好きだという。
ROCK=信念を持って羽目をはずそう
という布袋さんから教わった信念に沿う行動の報告だ。
コンペでもらった賞金全部
前デのかばん持ちにベットした。という報告。
「ROCKしてるぜ。最高。」
と思いました。
ポートフォリオ
ポートフォリオ見てください!と送ってくれました。
正直、ひと目で「勝てる」と思いました。
ここまで広範囲に、デザインものづくりしているポートフォリオ
見た事がなかったから。
しかも、志望企業が
そんな方を欲しがっているんじゃないか?と容易に想像できる企業だったからね。
「モノづくりが好きで・・・」と口先だけの学生が90%を占める中
「勝てる」と思ったさ。
僕の範疇を超えたクオリティだったので、
見せ方、見え方、という点で、隣のデザイナーのフィードバック頼みました。
少しは役立てていたら幸いです。
志望企業
初めて出会ったときから、第一志望企業&職種が明確だったとはいえ。
ここまでの付き合いから
「ウチに来て欲しい」「一緒に働いて新たな世界を切り拓きたい」と正直思ってました。
なんで
僕の裁量で、「もし行くとこ無かったら、ウチに来ていいよ」と口頭内定を出しましたが
叶いませんでした。
「そんなん作って。バカだなー。」という最高の賛美を送れるデザ科の学生。
8年ぶりに出会えたので、一緒に働いてみたかったのが本音です。
唯一の懸念も払拭
実は、その会社に入社することが決まったと知り、
唯一懸念していたのが「自分でモノを作れなくなるのでは?」という点でした。
(もちろん、その会社の中を知らないので、あくまで僕の予想の範疇ですが)
卒業制作展を拝見しに行き、出会った江森君は
「実は、入社したら。自分でモノを作れなくなるかも。なので、社会人になっても、作りたいものが出てきたら、連絡するかもしれませんが。その際は、よろしくお願いします。」
と挨拶してくれました。
『払拭された』
と思いました。
流石です。
よく先を見えてる。
現状、言うこと無しです。
送辞
ということで、この1年半の付き合いでしたが
楽しかったです。ありがとう。
ぜひ、面白い作品を世に出して、シェアしてください。
僕も負けないよう、デザインものづくりに励み、シェアします。
まるで、布袋さんと黒田さんがライブでギターソロを交互に弾くようにね。