watashi-PJで気づいた「ものづくりの楽しさ」
みなさん。こんにちは!
watashi-PJ2018実行委員長のよしおかです。
今回は、watashi-PJを通じて気づいた
ものづくりの楽しさ
について記します。
ものづくりの楽しさ・魅力には
「作ったものを渡して喜んでもらう」
「自分たちが作ったものを目にして達成感を感じる」
があると、採用などで学生にお伝えしてきました。
今年のwatashi-PJで、さらに
新たな楽しさに気づくことができました。
それは
『考えて試して作り上げる過程」
です。
今回も、工程の関係上
学生に作成いただいた図面を元に
・実際に工場に制作指示を出す図面作り
は我々で行いました。
この図面作りの作業って、
外から見たら「ただPCで図面を書いている」だけに見えるかもしれません。
でも、図面を書きながら
「どうやって組み立てるかな?」
「どうやってカットするかな?」
といったことを想像しているんです。
全チーム・全製作物について
想像しながら図面を書きました。
ひとつ例を挙げると・・・
これが、学生が書いたデザインと図面
そこに、手書きで「どう作るか?加工するか?」を書き込んでいきます。
いきなり本番で作るのはリスクが高いので、
まず試作をするわけです。
そのための図面がこちら。
実際にレーザー切断加工をして
組み合わせてみる。
当初の設計ではイケルと思っていた構造も、
クリアランスが逆にデザインの再現性を損ねていることに気づく。
で、
中心に回転軸をいれることにした。
回転軸の径と、孔の径をいくつにするか?
0.5mm単位で変えてみて、トライする。
やっとできたかと思いきや
回転盤が外れてしまうことがわかり、
捨て板を入れることに。
そうして、ようやく構造が決まります。
試行錯誤した結果
「よし。これなら行ける!」
とわかる瞬間。
この瞬間こそ
今回、新発見したものづくりの楽しさ・魅力です。
この楽しさって、人によっては感じないことかもしれません。
人によっては、「どう作ったらいいか?思い浮かばない」と諦めてしまうかもしれません。
粘り強く考える力と、やってみようというチャレンジ精神がある人だけが感じられる
ものづくりの楽しさ・魅力だと思いました。
新発見したと同時に
「面白いところを学生に経験させてあげられなかった」
と反省した次第です。
もっと早くデザイン決定してもらい、作りに費やす時間を増やす工程にしないと。